柏餅って、こどもの日の定番メニューですよね。なので当たり前のように柏餅が用意されます。葉っぱを買って、自分で作る人もいるでしょうし、市販品の柏餅で済ませる人もいるでしょう。
この柏餅を食べる時、葉っぱも一緒に食べるのが正解なのかどうなのか、迷う人いませんか。そもそも葉っぱは、食べられるものなのか疑問ですよね。
実は、この葉っぱ…食べられるものですが、食べるものではないんです。
つまり、食べなくても良いんですね。まぎらわしい…^^;
ホントのところ、どうして柏餅に葉っぱが付いているのか、この柏餅の葉っぱの意味とならわしをご説明します。
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柏餅の葉っぱの意味と食べれる食べれない談義
柏餅は、5月5日の端午の節句のお供え物として用意されますよね。
柏の葉の古い芽は、新芽が育つまで落ちないことから、子孫繁栄の縁起担ぎの意味があります。日本の風習って、とにかく縁起の良いもの使うのが当たりまえとなっていますから。
柏餅の葉っぱ自体は、抗菌作用があるのと、香り付けが目的であり、基本食べるものではありません。むしろ、食べて美味しい…というには程遠いんですね。
あ、もちろん、この葉っぱの味が好きだっていうのであれば、食べてい頂いてかまいませんが^^;
ただ、そんなことを抜きにしても、柏餅を食べるときには、とても良い香りがしますよね。
緑っぽい、森林の中にいるような爽やかな空気感(言い過ぎ?)
この香りを醸しだしているのが柏の葉っぱの成分のフィトンチッドというものです。
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柏餅の葉っぱには、この成分の中の抗菌作用や防腐効果があります。
だからなんだというわけではないですが、このフィトンチッド、疲労回復と精神安定の効果もあるようで、丁度、端午の節句の時には、柏餅とかを食べたり、菖蒲湯に入ったり…など精神を穏やかにするものを使うことが多いのは、新年度に入って間もなくの時期だから、理にかなってるなぁ…と個人的に思うわけです。
…話が逸れてしまいました^^;
結局、結論としては「葉っぱは食べなくても良い」です。
「これは食べれるのか…というより、食べるべきか?」と人前で柏餅を頂く機会があっても悩むことなく、気兼ねなく残してください^^
柏餅の葉っぱを購入したいけど何処で売ってる?
こどもの日である端午の節句の日に柏餅を作るのに、はっぱは何処で購入したらいいのかな?と思っている人もいるかもしれません。
こんな場合は、デパートの食品売場で購入出来ることが多いです。
時期によってはスーパーでも手に入ることがあります。
問い合わせしてみると、結構置いてありますよ。
もしなければ、ネットでも購入できますので、探してみてください。
そもそも、柏餅って東日本の地域で食するものだったそうです。
柏の木が西日本では自生しないから、柏餅自体が存在しなかったんです。
端午の節句の時には、西日本では「ちまき」を食べることが多く、現在でもその傾向が強いようですよ。
今は、西日本でも柏餅は食べられているのですが、葉っぱに関しては柏ではなく、サルトリイバラの葉が代用されています。
これは山地に多い木で採れるのは、ちょっと丸い葉っぱです。
ところ変われば、使っている材料も違うんですね。
でも…その場合は、せっかくの縁起の良い意味合いはどうなってしまうのでしょうか…、ちょっと心配になったりして…。
しかし、この柏餅、江戸発祥の食べ物だということですが、江戸ではサルトリイバラの葉が採れなかったから、仕方なく柏の葉っぱで代用して、コジツケで縁起の良いものとしてしまったということも言われてます。果たして本当のところはどうだったのか…謎ですね^^;
まぁ、美味しいものには変わりはないので、よしとしましょう。
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