あじさいは、ピンクや青の優しい色合いで和のイメージがある可愛らしい花ですよね。雨に濡れている様もなんとも雰囲気があって良い物です。
プレゼントとして選ばれる鉢植えでも、ここ最近はとっても人気ある花なので、人から貰ったりすることもあるかもしれません。
それ以外にも、庭植えよりも手軽に鉢植えで、あじさいを育ててみたい、などといったこともあるでしょう。
そうした場合に、長く楽しむために、上手に育てて何度も花を咲かせて欲しいですよね。
そこで、鉢植えのあじさいの育て方をご紹介します、ぜひ参考にしてください。
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あじさいの鉢植えの育て方
鉢植えのアジサイは、広い場所も必要とせず、こじんまりと育てることができます。
傍らでいつでもキレイな花を観賞できるのが良いですよね。
育て方のポイントを苗木選びから順に記載しました。
<苗木選び>
ほとんどのあじさいは開花した状態の苗で売られていることが多いです。
元気な苗であるかどうかを確認してから手に入れてください。
そして花が咲いてから、そんなに時間がたっていないものにしましょう。
手まりあじさいは、花がしっかり固いもので、ガクアジサイの場合は、両性花の蕾が多い方が好ましいです。
他のポイントは、枝が太い、葉の色が濃い、分厚いことなどです。
苗木は、通常4~5月くらいに園芸店に出回ります。
これだと思ったあじさいを見つけたら、品種を確認しましょう。
<環境>
プラスチック鉢に植えてあることが多いあじさいの苗ですが、通気性が良くないためそのまま育てるのは無理があります。
根は呼吸していまので、空気を通す鉢が良いですよ、素焼鉢が最適です。
鉢を決めたら、鉢植えを置く場所を決めましょう。
あじさいは、日当たりも育てる上で重要なポイントです。
西日を避ける場所、適度に日の当たる半日陰が適当です。
冬には、太陽の日が当たるような場所が良いでしょう。
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<植えつけ>
アジサイは、鉢植えとしても売っています。
人から貰った場合も、ここからになります。
ハイドランジアは、花が終わってしまったら剪定をして植え替えてください。
ヤマアジサイは、買ってきたらすぐに植え替えと、剪定を同時にするのがベストです。
鉢は、広めのものを選びましょう。あじさいは、直根より横に根を張る特性があります。
現在の鉢より一回り大きい物にした方が、ボリューム感も出ておすすめです。
<用土>
鉢植えは、特に育てる土が大事です。
理想的な用土は、赤球と鹿沼土を半々にしたブレンド土と腐葉土を7:3の配合のものが良いです。
水はけもよく、あじさいが好む状態の用土になります。
<肥料>
あじさいの肥料に関しては、寒肥と花後の追肥が必要になりますが、鉢植えの場合では3回程度行います。
これは、少なめに分けてするという意味です。
花が終わった頃(7月~8月頃)と、11月頃、新芽が出る3月頃の3回です。
肥料の種類は、油かすと骨粉をブレンドした有機肥料が良いです。
鉢サイズによって、5号:5~6g、6号:10gが一回に使用する目安です。
それ以外にもできれば、開花を促進するため液体肥料や固形肥料を使用した方が良いでしょう。
<水やり>
夏場は特に乾きやすいので、置き場所によっては1日に朝と晩の2回の水やりが良いでしょう、たっぷりが基本です。対して冬は、乾き具合をみながら、2日に一度程度でも可です。
<剪定>
花が咲き終わったら、切り落としましょう。細い枝や花つきが悪くなった枝は根本の方から剪定してしまった方が、次に期待できます。
次のシーズンにキレイな花を咲かせるための剪定ですが、本来あじさいは、剪定しなくても毎年花は咲かせるのです。
とはいえ、生長が早いあじさいは、そのままにしておくと大きくなり過ぎてしまいます。
特に鉢植えで育てる場合は、管理も大変になって、手に負えなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
来シーズンのために、あじさいの花が咲き終わったら、花の2~4枚下の茎を切り落とします。
小さめにしたいのであれば、新芽を確認してから、その上すぐで剪定、翌年花を諦めるのであれば、丈の1/3程度で剪定しましょう。
あじさいは冬は休眠期に入ります。枯れて弱っていたり、混んだりしている枝は選別して11月~3月の時期に冬剪定を行います。
株の風通しを良くするために必要ですが、特に問題がなければ、施さなくてもかまいません。
<植え替え>
あじさいは、休眠期間である11月~3月or花後の5月~9月くらいに植え替えを行います。
花後であれば、花が咲いた枝を剪定してから、ひと回り以上大きい鉢に植え替えます。古い鉢から苗を抜き、発根を促すために、根鉢をひとまわり崩します。
植え替える鉢の底に小石を敷いて少し用土を入れてから苗を植えつけます。それからは隙間ができないように、棒などで突きながら用土をしっかり入れ込んで完了です。
植え替えが済んだら、水をたっぷりあげておきましょう。
あじさいは、育て方も比較的難しくない花です。
それ故、鉢植えで、こじんまりと育てたい場合には、望んでいないほど育ちすぎてしまう場合があります。
ちょっと可哀想な気もしますが、あくまでも鉢植えに拘るのなら、剪定の時には、強めに行う必要があります。
とはいえ、剪定時期を誤ると花が咲かずにシーズンを迎えることになってしまうので注意が必要です。
あじさいの品種は、いろいろありますが、最近人気の「ダンスパーティー」はガクアジサイとアメリカの園芸種の掛けあわせなので、通常のあじさいの育て方に準じてOKです。
万華鏡もガクアジサイ品種です、とってもきれいですよね。
お気に入りのあじさいを、上手に大切に育てて、ぜひ何度も花を咲かせてください。
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