植物を丹精込めて育てている人も結構いますよね。
華やかで、比較的育てやすいバラなんかも人気があります。
しかし、生き物ですから病気になったりすることもあります。
特にバラがよくかかりやすい「うどんこ病」
この「うどんこ病」とは、いったいどのような原因でなってしまうのかご存知でしょうか。
人間と同じで、植物の病気も早期発見、早期治療が大事です。
病気を見つけたら、なるべく早く対処すると助けられる可能性も高いですよ。
そこで、もし「うどんこ病」にかかってしまったら、どのような治療をしたら良いのかを始め、対処や対策、予防についてもご紹介します、ぜひ参考にしてください。
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バラのうどんこ病の正体と原因
バラにうどんこ病が発生する時期は、大体5月~11月頃が多いです。
この「うどんこ」と呼ばれるものは糸状菌によるカビのこと。
好発条件は、乾燥した気象や土壌、25度前後のときです。
初夏や秋口によく発生しますが、対して梅雨時期にも起こります。
湿気は得意ではないはずなので、梅雨よりも前に感染していて晴れ間に増殖したと考えられるようです。
肥料過剰で植物が軟弱だったり、風通しが悪い場所だったりすると、発生原因にもなり得ます。
初期症状は、うどん粉のような白い病斑が現れて次第に増えて、葉全体に広がります。
さらに進むと茎にも同様の症状を起こします。
ひとたび発症してしまうと、空気感染するので、どんどん広がるんですね。
バラだけでなく、多くの植物が、このような状態に陥ることがあります。
植物が感染する代表的な病害です。
病気が進行すると、葉全体が白いカビに覆われてしまい、範囲が広がると光合成が出来なくなってしまう怖い病気です。
バラのうどんこ病の治療
いつの間にか、バラがうどんこ病に冒されてしまった…となった場合、残念ながら、進行を完全に止めることはできません。
うどんこ病は、発生したら最後、薬剤などを使用しても治らないです。発生を確認したら速やかに、その葉を切って処分する…しかありません。
しかし、葉全部に蔓延してしまったときの対処としては、全てを落とすのではなく、半分程度にして薬剤を散布します。
うどんこは、治療薬の耐性がつきやすく、バラの治療剤である代表的なサプロールにも耐性をもっている場合も少なくありません。
薬剤としては、サルバトーレMEやマネージを使用回数を少なく、かつカダンセーフなどを毎日散布、あるいは硫黄系のイオウフロアブルやコロナなどの使用も選択肢としてあります。
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バラのうどんこ病の予防・対策
うどんこ病を予防するには、バラが密植していると発生しやすくなるため、枝葉の茂り過ぎに注意し、必要とあれば枝を整理し、日当たりや風通しを良くしましょう。
極度の乾燥も避けるようにしてください。
不幸にして「うどんこ病」に罹ってしまった葉や落ち葉は、速やかに処理してください。
空気感染なので、いとも簡単に伝染してしまいます。
また、肥料によってうどんこ病を誘発してしまうことがあります。
窒素肥料が多すぎるとカリウム不足になり、より発症しやすくなります。
予防効果があるものに、重曹と食酢があります。
重曹は、水で800倍に、食酢は30~50倍に薄めてふきかけて使用します。
それぞれ、予防や初期のうどんこ病に効果が期待できます。
ただ、重曹は乾いて乾燥すると粉がふき、食酢は、臭いが独特だという欠点があります。
とちらも、展着剤を混入すると効果が持続するようです。
バラのうどんこ病でも、見た目全体に広がってしまった状態までに症状が進んでしまうと、薬剤を使用してもあまり効果がないことが多いです。
とにかくバラを病気にさせないことが、一番の対処法であるのは間違いありません。
まずは、環境整備を重点的に、購入する際には、元気な株を選ぶことが最初の一歩です。
結局のところ、うどんこ病にかかりやすい品種というものがあります。どんなに手をかけて、大事に育てても罹ってしまうときには、病気になって悲しい思いをすることも…。
耐病性がありうどんこ病に強い品種のビバリーやシーザーなどを選んでみるのも一つの方法です。
病気に強いといっても、放っておいて良いというわけではないのでお間違いなく^^;綺麗な花を咲かせてくれると良いですね♪
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