梅を青梅の内に収穫して、カルシウムの成分で果肉に含まれているペクチンと反応させるとカリカリした食感が残したまま漬け込むことができます。
この梅をカリカリ梅と言うのですが…これは梅干しではありませんので、あしからず。
工程上、日干しをしないので性質が全く違います。でも、美味しいことには変わりありませんよ。
そして作り方は時間はかかりますが、それほど難しくもありません。
簡単に作れるレシピをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね。
ス ポ ン サ ー リ ン ク
カリカリ梅作り方いろいろ~甘いのも普通のも
【梅の素を使わずに作るカリカリ梅】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/1156361
<材料>
●塩もみ用
・青梅 1キロ
・塩 100g
・焼酎(35度) 50ml
・卵の殻 10個分
●本漬け用
・砂糖 50~80g
・焼酎(35度) 50ml
・酢 200ml
<作り方レシピ>
1:卵の殻をよく洗って殻の内側についている薄皮を剥がしとり、乾かしたあと砕いて、お茶パックの袋に入れる。
2:2時間水に浸けてアクを抜いた青梅の水気を拭きとって、爪楊枝で傷つけないように注意してヘタを取り除く。
3:よく洗って熱湯消毒したガラス瓶をフキンに伏せて乾かし、そのあと焼酎ですすいでおく。(すすいだ焼酎は捨てずにとっておく~塩もみするときに使う)
4:ボールを熱湯消毒して、その中に梅と焼酎を入れ、馴染ませてから塩を入れてギュウギュウと揉み込む~透き通った感じになるくらいまで5分程度?
5:消毒したガラス瓶に梅と卵の殻を一緒に入れ、何度か上下をひっくり返して均等にして、冷蔵庫の野菜室で一週間保存。
6:瓶の中で上がってきた水を捨て、卵の殻を取り出してから砂糖、酢、焼酎でを入れて漬ける。時々上下をひっくり返すようにして冷蔵庫で保存~二週間おいたら食べられる。
※卵の殻を入れたままにしておくと、白く固まってしまうので必ず取り出してください。
※梅酢は、酢の物や和物に使えます。
※固くて青い梅を選んでください。
※雑菌が入ると色が変色するので、容器はしっかり消毒を!
※塩で、コレでもかというくらい揉んでください、カリカリになります。下の梅も返すように全部をよく揉んでください。
【小梅のカリカリ小梅】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/1779506
<材料>
・小梅(固い青梅) 1キロ
・粗塩 80g(8%濃度)
・卵の殻 3個分
・市販の塩漬け赤しそ 適量
・ホワイトリカー 20ml
<作り方レシピ>
1:卵の殻は熱湯をかけて消毒し、天日で干して乾いたら茶こし袋に入れる。
2:小梅は、1時間程度水に浸けてアクをとり洗ったあと、ヘタを爪楊枝で丁寧に取って、水気を切り、拭き取る。
3ジップロックに2の小梅を入れてからホワイトリカーを注いで、馴染ませたら粗塩を加えてまんべんなく浸し、卵の殻の入った茶こし袋も入れる。
4:ジップロックを空気が入らないように密閉して、常温で10日間おく。1日1回は溜まってきた空気を抜いて裏表返す。
5:10日程度で、梅がかたくなっているので、殻入り茶こし袋を取り出してから赤しそを入れて更に2週間漬ける。
6:全工程3~4週間で完成~清潔な保存瓶にできあがったカリカリ小梅を移し替える。
滲みでたエキスはも調理に使えるように別の瓶などに入れて保存。
※赤しそはお好みで使ってください。
※保存は常温可能ですが、塩分が低いので6ヶ月以内に食べきってください。
※黄色くなって熟した梅は使わないでください。
ス ポ ン サ ー リ ン ク
【甘くて美味しい青梅のカリカリ梅】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/262969
<材料>
・青梅 1キロ
・砂糖 700g
・塩 200g
・焼酎 20ml
<作り方レシピ>
1:青梅は、よく洗って濡れたままのうちに塩をまぶして3時間程度おく。
2:1を水洗いしてから3時間水に浸けて塩出しする。
3:2を水からあげて、水分を拭く。
4:まな板の上に梅をのせ、木べらを当てて思い切り体重をのせて押しつぶし、梅を割り種を取り除く。全部の梅も同じように処理する。
5:保存容器を消毒してから、4の青梅と、砂糖と焼酎を入れて2~3日漬け込む。
6:5の味見をして美味しくなっていたら完成、冷蔵庫に入れて保存。
※青梅は固いものを選んでください。
※処理のときの操作は、消毒したトングなどを使うと、保存状態が良く、1年程度はもちます。
【お茶うけにも最適~甘いカリカリ梅★紫蘇使い】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/267346
<材料>
・青梅 1キロ
・赤紫蘇 200g(乾燥した状態)
・塩 40g
▲砂糖① 200g
▲砂糖② 100g
▲砂糖③ 100g
<作り方レシピ>
●1日目●
1:青梅を水に4時間浸けたあと水気をきり、キレイに拭く。へそを上にして、しゃもじで梅を押さえながら思い切り押して梅を割る。(かなり力が要るので男性がいればやってもらうのがベスト)
2:種を取り外し、縦に4つ割にする(見た目を考えて包丁を使って!)
3:2をボールに入れて塩大さじ1/2(分量外)を加え全体にからめる。
4:赤紫蘇を何度も洗って汚れを落としてから絞って水切りし、ボールに入れて塩40g入れて揉み込む。泡がたくさん出るので十分に揉んでから泡を捨てて赤しそを絞る(水洗いはしない)
5:4を別の容器に取り、割っておいた青梅2カケをすりおろして混ぜる~みるみるうちに色が変化して赤くなる。
6:大きめのボールに青梅、赤紫蘇の順で交互に入れていく。
7:砂糖①を9の上にかけ、ラップをして冷蔵庫へ。しばらくすると汁が溜まってくるので、砂糖を溶かすように、時々ボールを回す。(中に入っている青梅、赤紫蘇は混ぜない)
●2日目●
1日での工程済みのボールの中の、砂糖が溶けて赤い汁が溜まっている状態の上に砂糖②をかけて、冷蔵庫で保存。ときどき下に溜まった汁を回し、1日寝かせる。
●3日目●
2日の工程済みのボールの上に砂糖③をかけて、冷蔵庫へ。酸っぱいのが好きであれば砂糖の量を減らしても可。
●4日目●
3日目までの工程で、砂糖も溶けて汁気がたっぷり出てきたら、カリカリ梅の完成。密封容器に汁も一緒に移して冷蔵庫で保存。
食べられる状態でも、味見して青臭さがあれば1日程度延長。
※砂糖は必ず1日毎、3回に分けて追加していってください。一度に全部混ぜてしまうと、水分が急激に抜けてしまい、梅がシワシワになってしまうのを防ぐためです。
※このレシピだと結構な甘さとなり、酸っぱみがあまりないので、お好みで3回めの砂糖を半分程度にしすると良いです。
※出来上がってから冷蔵庫で4日~1週間もおけば、青臭さがなくなって美味しいカリカリ梅ができます。
カリカリ梅の作り方は、甘さの程度や、紫蘇使いなどによって多少レシピが違いますので、お好みのもので作ってくださいね。
注意点は、必ず固い青梅を選ぶということです。
ただ、固そうにみえても、収穫してから時間が経っているものは、カリカリ梅にならない場合もあります。
含まれているペクチンが変化して、カリカリしたものにならいことがあるんですね。
収穫直後だと分かっている青梅を手に入れることができれば良いのですが、、なかなか難しいところです。
赤紫蘇の葉を塩もみしてアク抜きするのであれば、塩の量は、それほど問題にはなりませんが、梅酢だけの場合だとカビが生えることがあるので、気をつけてください。場合によっては、塩を追加した方が良いかもしれません。
因みに、カリカリ梅の種を食べる人はいないでしょうが、これは毒性があるので食べられません、くれぐれもご注意を。
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