ふきは、民間療法でも使われるなど、古くから日本で慣れ親しんてきた、数少ない日本原産の野菜です。
ふきの生産量第一位の愛知では栽培していますので、5月頃まで出荷されており、年中口にすることができます。
ですが、春から夏にかけて出回るのが天然もの、いわゆる旬のものです。
ふきの栄養価は、実はこれといってそんなに特記すべきことがありません。
しいて言えばミネラルや食物繊維を含むくらいでしょうか。
しかし、注目されているのは、あの苦味や香り、アクの成分のファイトケミカルです。
この成分は、ポリフェノールの一つであり、健康効果が期待できるものなんですね。
食べて損する野菜ではありません、むしろ美味しくて健康に良い。
そんなふきを旬の時期にたくさん食べられるよう人気の煮物や佃煮のレシピをいくつかご紹介します、ぜひ参考にしてください。
ス ポ ン サ ー リ ン ク
ふきの煮物、佃煮の人気レシピ~定番の味だけじゃない
★ふきのあく抜き★
1:水を入れた大きめのフライパンを火にかけてお湯を沸かしておく。葉を切り落としたふきをフライパンの大きさに合わせて切り、塩を適量振り、まな板の上で板ずりをする。
2:フライパンで沸かしている水が沸騰したら、ふきを塩がついたまま入れて5分程度茹で、緑色が鮮やかになったら冷水にとる。
ふきの粗熱がとれたら皮を剥ぎ、10分ほど水にさらしてあげる。
※茹でてから、皮をむくことで、手が黒くなりません。
ふきの煮物編
【あっさり風味のふきの煮物】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/557234
<材料>
・ふき 5~6本
・鰹節 小袋1パック(3g)
●醤油 大さじ1
●酒 大さじ2
●みりん 大さじ1
●だし汁 200ml
<作り方レシピ>
1:ふきは、3~4センチの長さに切り、●の調味料を小鍋に入れ火にかけ、沸騰したらふきを入れて落し蓋をし、弱火で煮る。
2:1の煮汁が半分程度になったら、火を止めて鰹節を加えて軽く混ぜたら出来上がり。
※切り取った葉はふりかけなどにしても美味しいです。
※ふきを弱火で煮ている時には時々混ぜるようにしてください。
※出来上がって、一晩おくと味が染みこんでより美味しくなります。
【こっくり味の厚揚げとふきの煮物】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/1435330
<材料>(3人分)
・厚揚げ 2枚
・ふき 適宜
・水 カップ1
・顆粒のほんだし 小さじ1弱
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・醤油 小さじ1強
<作り方レシピ>
1:水、顆粒だし、みりん、酒、醤油を鍋に入れて煮立たせる。
2:厚揚とふきを適当な大きさに切っておく。
3:1が煮立ったら2の厚揚を入れ、ふっくらするまで弱火で煮て、そのあとふきも投入~厚揚の横に入れる感じにして、軽く煮立たせたら出来上がり。
※余った煮汁に卵を落として煮ても美味しいです^^
【やさしい味ふきと筍の煮物】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/357480
<材料>(4人分)
・水ふき 長いもの2本
・茹で筍 1/2本
●ダシ 2カップ
●薄口醤油 大さじ2
●砂糖、みりん 各大さじ1
●塩 ふたつまみ
<作り方レシピ>
1:あく抜きをして皮を剥いたふきを5センチ程度に切りそろえ、茹で筍も適当な大きさに切る。
2:鍋に●の調味料を入れ、強火で煮立てて、ふきと筍を並べ沸騰したら弱火で10分くらい煮て火をとめ、そのまま放置して冷めたら出来上がり。
※水ふきは長く煮ると風味を損ねやすいので、時間は短めにしてその後染み込ませるようにします。
ス ポ ン サ ー リ ン ク
ふきの佃煮編
【ご飯によく合う山ぶきできゃらぶき】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/796233
<材料>
・山ぶき 1束(200g)
・昆布 5×3センチ
■濃口醤油 大さじ3
■酒 大さじ3
■砂糖 大さじ1
<作り方レシピ>
1:山ぶきの汚れを取って水でキレイに洗い、ケバが多いものはタワシで軽く擦る。鍋より短めに切り、たっぷりのお湯を沸かし、山ぶきを入れ10分程度茹でるが、柔らかそうなものは、5分程度の茹で時間で。
3:山ぶきが茹で上がったら、すぐに水にとり、1時間以上さらしておく。基本的にふきの皮は剥かない。
4:3のふきをあげて、昆布とともに、3~4センチに切り揃え、厚手の鍋に■の調味料を煮立て、ふきと昆布を入れて中火から弱火で(最初は蓋をして)煮詰めていく。箸で触ると煮崩れしやすいので鍋を揺する感じで。
5:煮汁が半分以下になったら、蓋をあけて時々鍋をふって返し、焦げ付かないように注意する。
6:煮汁がほぼなくなれば、火を止め鍋ごと冷ます。
※山ぶきがなければ普通のふきで作ってください。
※山ぶきを茹でたあとは、あく抜きをしっかしするために水を替えてください。
※山ぶきの皮は気になるなら太いものは剥いてOKですが、剥きすぎると煮崩れするのでオススメはしません。煮ている最中は、あまり触らずに鍋を揺する程度にした方が煮崩れしにくいです。
【ゴマ油の風味豊かなふきの佃煮】
参考ページ:http://cookpad.com/recipe/3155571
<材料>
・茹でたふき 200g
・ゴマ油 大さじ1
■砂糖、みりん、酒 各大さじ1
・醤油 大さじ3
・鰹節 1パック(小袋)
・すりゴマ 大さじ3
<作り方レシピ>
1:茹でたふきを1センチくらいに細かく切ってゴマ油を引いたフライパンで3分程度炒める。
2:フライパンに■を加え、水分がなくなるまで炒めて火を止め、鰹節、すりゴマを入れて混ぜ合わせて出来上がり。
ふきにもいろいろ品種があり、野山に自生しているものが山ぶきと呼ばれています。
これは佃煮のきゃらぶきを作る時によく使われますよね。
他には、水ふき(京ふき)、愛知早生ふき、秋田ふきなどがあります。
一般的に広く出回っているのは、愛知早生ふきです。
品種によって扱い方が多少異なりますので、調理の際には、気に留めておきましょう。
ふきは、ポリフェノール類が多く含まれますが、これらは動脈硬化、大腸がん、高血圧の予防が期待できると言われています。
またアレルギー症状などの原因となる活性酸素を抑制する抗酸化作用も注目されているようですよ。
そんなことは抜きにしても、美味しいのですから食べる価値は存分にありますけどね^^
旬の時期にスーパーで目にとまったら、ぜひ手に入れて調理してみてください。
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