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RSウイルス感染症とはどんな病気?感染源や感染力は?

   


RSウイルス感染症とは、その名の通りRSウイルスによる感染症です。
あまり聞き慣れないウイルスですが、乳児の代表的な呼吸器感染症なんですね。

冬季に流行しやすく、乳児の半数以上が1歳までに、2歳までには殆どの子供が感染すると言われています。

小さな子供ほど重症化しやすく、乳幼児突然死症候群の原因とも考えられている病気でもあり、注意が必要ですよ。
RSウイルス感染症の感染源、感染力、症状、また予防などについてお伝えします。

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RSウイルス感染症の感染源、感染経路は?

疑問
RSウイルス感染症の感染源は、感染症患者の気道分泌物や咳に含まれるRSウイルスです。
これが、口腔、鼻腔、眼などから体内に侵入し感染します。

RSウイルス感染症の主な感染経路は、飛沫感染と接触感染。ウイルスが付着した衣類に触れたりして手指が汚染されると、その手が口や鼻にふれたときにウイルスが体に侵入し、感染を起こします。

RSウイルスは、手指に付着してからもは30分ほどは生存(可能性としてはもっと長時間)しているため、手指を介した感染というのも度々起こすんですね。
これが、集団施設内で伝播しやすいウイルスであると考えられる理由です。

 

RSウイルス感染症の病態や発生機序

小児の急性気管支炎の原因のウイルスは、RSウイルス、ヒトボカウイルス、ヒトメタニューモウイルスであり、このうち約70%がRSウイルス(パラミクソウイルス科、ニューモウイルス属に分類される)によって起こります。

RSウイルス感染症は主に冬季に流行し、すべての年齢層に急性の呼吸器疾患を引き起こします。
母親からの移行抗体があっても感染を十分に防ぐことはできず、乳児期早期でも感染し発症してしまいます。

このRSウイルス感染症が麻疹やムンプスなどのウイルス感染症と違う点は、一度だけの感染では再感染を防げるほどの十分な免疫を得ることができないので繰り返し発症するというところ。

ただし、感染するたびに症状は軽くなり、基礎疾患のない5歳以上の小児では重症化することは殆どありません。

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細気管支炎や肺炎などの呼吸器症状の重症化の可能性

①新生児や乳児
②先天性心疾患
③未熟児慢性肺疾患
④免疫不全症
⑤免疫の低下した児

…などで重症化することもあり、致死的経過をたどることもあるので注意が必要です。

 

RSウイルス感染症の潜伏期間や症状、感染力は?

感染

●潜伏期間:4~6日(最短2~最長8日)
●ワクチン:現在のところ、なし(研究中)
●主な症状:鼻水、発熱、咳
●とくに注意すべき年齢:2歳以下(発症は全ての年齢層)

感染力が強いのもRSウイルスの特徴です。

潜伏期間中でも感染することがあり、症状が治っても3週間ほどはウイルスを排出しており、感染することがあります。
また、RSウイルス感染症は、一度罹患しても抗体ができにくいため、何度も罹患する可能性がある病気です。

 

RSウイルス感染症の予防や治療は?

RSウイルスは感染者の気道分泌物中に含まれ、咳によって飛沫し伝播するので、接触、飛沫予防対策を行う必要があります。特に手洗いやマスクの着用は基本中の基本。
RSウイルスは環境中では不安定なので、石鹸による手指の洗浄やアルコール消毒が有効なのです。

RSウイルスに特効薬はなく、対症療法が基本になります。(二次感染の恐れのある場合には抗生物質を使用することもあり)
発熱などによる脱水防止のためには水分補給が大切です。

症状が重篤化するようなら、入院が必要となる場合もあります。

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