寒露の意味、2019年はいつ?養生とは何?
2019/10/06
寒露とは、二十四節気の第17のことを言いますが、期間としての意味もあり、寒露の日から次の節気の霜降前日までのことをいう場合もあります。
寒露にまつわる、「寒露と養生」「寒露の候」「食べ物」などについて調べたので、ぜひチェックしてみてください。
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二十四節気のひとつ寒露の意味と時期
寒露とは、10月8日頃、及び霜降までの期間のことを言います。太陽黄経195度であり、秋分から数えて15日目頃になります。
このように…頃と書いているのは、その年によって、この寒露にあたる日が変わるからなんですね。(実際10月7日or8日or9日になる)2019年(令和元年)は10月8日になります。
2012年からの寒露は現在に至るまでずっと10月8日であり、これが2047年まで続き、2048年が10月7日です。
また、二十四節気としての寒露は、このような意味ですが、「寒露」自体は、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことなんです。露が冷たい空気と接して霜に変わる直前であり、紅葉が彩りを増す時期でもあります。
寒露の養生の意味は?
寒露の到来により、気候は熱から寒に変わります。寒気が増大するにつれて、物寂しさを感じる季節となって、陰陽の気の転換時期となります。そのため、人の体の生理の活動自体も、自然界の変化に適応しなければなりません。
すなわち、日常の生活に気をつけて健康の増進をはかる必要があるわけです。これを意味するところが寒露の養生です。
この時期には、体の陽気が不足し、陰の精が体内に潜みはじめます。中国の伝統医学では、四季の養生の中で「春、夏は陽を養い、秋、冬は陰を養う」と強調されています。
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「寒露の候」の使い方と時期は?
季語を上手に使った季節感あふれる手紙は素敵ですよね。10月に誰かに手紙を書く機会があれば「寒露」を使ってみてはどうでしょうか。
その場合の季節の挨拶として、「寒露の候」というように用います。「寒露の候」を使う時期は、10月上旬から次の節気、霜降の10月下旬までです。
「寒露の候」というのは、寒くなってきたことを強調するイメージが強いので、しっくりこない場合には、他のものを用いるようにするのが良いでしょう。
【例】
秋晴の候/紅葉の候/清秋の候/爽秋の候/秋天の候…など
寒露の時期の食べ物
寒露の時期には、秋に旬を迎える食べ物がたくさんありますよね。寒露の養生とも言われるように、それらを頂いて、体調を崩さないようにしたいものです。
サツマイモや里芋、きのこ類、秋刀魚、栗、柿…などなど。
まさに食欲の秋の寒露の頃…養生は大事ですが、食べすぎには気をつけましょう。
10月初旬ともなると、9月まで続くことも少なくない残暑も一段落して、ホッとできる季節ですよね。
寒露の頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなる時期です。夜には、月も一層美しく輝き、秋の清々しさと趣が感じられることでしょう。ぜひ、寒露の時期の空もお楽しみください。
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