眼瞼下垂の原因と症状~治療法の手術費用はどのくらい?
2017/01/03
眼瞼下垂とは、ざっくり言うと「目が開きづらくて、まぶたが重い」という状態です。目を開けようと力を入れることに伴って額に気になるシワが出ることも。
最近では、医療系テレビとかでもよく話題になっているので、自分の症状にあてはめ受診する人も増えてきたようです。
しかし、一昔前は、美意識の高い(?)おでこのシワが気になった女性が美容形成外科を受診して、「眼瞼下垂」と診断されることが殆どだったとのことですよ。
とはいえ、現代でも、自分が眼瞼下垂の状態であることに気づいていない人も多いです。
そこで、眼瞼下垂の原因と症状、手術などの治療法や目安の手術費用についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
スポンサーリンク
眼瞼下垂の原因は?
眼瞼下垂の原因は、様々です。
まぶたの動きが悪い眼瞼下垂は、生まれつきのこともありますが、多くの場合は、以下のような後天的な原因で起こる場合がほとんどです。
・加齢によるもの~皮膚や瞼の筋肉の緩み
・ハードコンタクトレンズの長期使用
・顔面の切創や外傷によるもの
・目の周囲の脂肪が多すぎることによるもの
・アトピー、花粉症などのアレルギー疾患により目を擦ってしまうことよるもの
…などなどです。
眼瞼下垂の症状は?
眼瞼下垂とは、上まぶたが開きにくい状態であり、片側だけの場合だと、目の大きさに左右差が出るので、一目瞭然なのです。
しかし、両目とも眼瞼下垂を起こしていると「眠たそうな目」「眉毛を上げて目を開ける」などのぼんやりとした異常(?)で、あまり自分がそうであると、認識する人は多くないのです。
さらに眼瞼下垂の程度が重くなると、視野障害、肩がコリ、頭痛を併発するなどといった眼瞼下垂症特有の症状もあらわれてきます。
頭痛、肩こり、不眠、うつ病などの自律神経症がある場合は、以下にあげる症状に当てはまれば、それらは「まぶた」の異常が原因の可能性があります。
・目が小さくなって、開けづらくなってきた
・いつも眠そうな顔だと言われることが多くなった
・目を開けると額にシワがよる
・まぶたが重く感じたり、たるんできた
・二重の幅が以前より広がってきたor二重以上の線ができた(三重とか)
・眉と目の間が離れている、または離れてきた
・左右で目の大きさが違う
・車を運転している時、信号を見上げづらい
・何かを見るとき、顎をあげるようになった
スポンサーリンク
治療法は手術~手術費用は?
受診科は~形成外科、美容外科です。
眼瞼下垂の治療法は、一般的には手術となります。
<手術法>
・緩んだ皮膚や筋肉を糸で固定する方法
・や余分な皮膚のたるみを切除する方法
・眼瞼挙筋の固定術
…などで、手術時間は、40~90分程度です。
症状、程度に応じて手術法を決めるようですよ。
視野が明るくなるのと同時に、希望により「二重まぶた」にすることもできるとのこと。
眼瞼下垂症の治療は健康保険が適応され、3割負担の人で4~5万円前後、1割負担の人で2万円前後が一般的です。
美容目的の二重手術は保険適応外ですが、眼瞼下垂による治療目的のための二重手術は、もちろん保険適応となります。
通常、手術部位は、術後1~2週間腫れます。
女性だと気になるのは、いつからメイクできるの?ってことだと思いますが、創部(キズ)周囲を除けば、翌日より可能とのこと。
入浴に関してもサッと入る程度であれば問題ないようです。
(体が温まりすぎないように注意)
眼瞼下垂の原因はいろいろあります。
原因をしっかり理解して、最適な治療をすることで改善する症状です。
まぶたがなんとなく重い、目つきが変わった…など、「自分は、もしかしたら…?」と不安になったら、専門の医療機関を受診することをおすすめします。
スポンサーリンク